[ストックホルム 5日 ロイター] - スウェーデン統計局が5日に発表した第2・四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比8.6%減少し、過去最大の落ち込みとなった。前年比では8.2%減。
前期比の減少率は、金融危機時の2008年第4・四半期の3.8%を上回った。ただ、欧州の他の大半の国よりは良好。
第2・四半期のユーロ圏GDPは前期比12.1%減少した。ドイツのGDPは10.1%、スペインは18.5%、イタリアは12.4%、それぞれ縮小した。
アンデション財務相は、国内経済に回復の兆しがみられるが、新型コロナウイルスが国内経済に長期的にどのような影響を及ぼすかを見極めるのはまだ難しいとの見方を示した。
同相は「今後の感染状況や、他国の景気動向に左右される」と述べた。
中銀は今年の成長率はマイナス4.5%と、2009年の金融危機時のマイナス4.3%と同程度の落ち込みになると予想している。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20200806T022207+0000