[ハノイ 29日 ロイター] - ベトナムの統計当局が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は、前年比2.62増加し、数十年ぶりの低い伸びとなった第2・四半期の0.39%増(改定値)から加速した。
ただ、伸び率は、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の前年同期(7.31%)を大きく下回った。改定前の第2・四半期成長率は0.36%だった。
1─9月の輸出は前年比4.2%増の2028億6000万ドル。輸入は0.8%減の1858億7000万ドル。貿易収支は169億9000万ドルの黒字だった。
9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.98%上昇。1─9月のCPI伸び率平均は3.85%。
9月の鉱工業生産は前年比3.8%増加。9月のモノとサービスの小売売上高は前年比4.9%増加した。
ベトナムの新型コロナ感染者は1100人未満で、死者も35人にとどまり、市中感染も封じ込められているため、他の多くの国よりも早期に経済活動を再開している。