[ビルニュス 29日 ロイター] - リトアニアを訪問中のマクロン仏大統領は29日、ベラルーシの野党指導者スベトラーナ・チハノフスカヤ氏と会談し、同氏とベラルーシ政府との交渉を支援すると表明した。
チハノフスカヤ氏は会談後、記者団に「マクロン氏は(ベラルーシ当局との)交渉と政治犯全員の釈放の支援にあらゆる手段を尽くすと約束した」と述べた。
マクロン氏は「(チハノフスカヤ氏と)非常に良い意見交換ができた」と述べた上で「(欧州は)現実的である必要があり、ベラルーシの国民を支援するために最善を尽くす」と語った。
同氏は28日にビルニュス入りし、ベラルーシ当局に対し違法な逮捕をやめ、拘束したデモ参加者を釈放し、選挙結果を尊重するよう促した。27日にはルカシェンコ大統領は辞任すべきと主張した。
チハノフスカヤ氏は8月9日の大統領選後にベラルーシを出国し、ビルニュスに滞在している。