[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツのロート欧州担当相は英政府に送った公開書簡で、9カ月前に署名した欧州連合(EU)離脱協定に英国が疑問を呈することは受け入れられないと表明した。
29日付独誌シュピーゲルが掲載された書簡は「英国の国内市場法案は離脱協定の重要な部分に著しく違反している」と指摘。「国際条約である離脱協定は9カ月前に署名されたばかりで、再び疑問を投げかけることをEUは受け入れられず、そうすることもない」と強調した。
英国とEUが歩み寄る姿勢を見せれば公平な合意が可能だが、EUは英国の合意なき離脱にも十分な準備できているとした。