[オスロ 6日 ロイター] - ノルウェーの海洋油田労働者らの労組「Lederne」は6日、ノルウェー石油・ガス協会(NOG)との賃金交渉がまとまらない場合、10日からストライキの規模を拡大すると明らかにした。
ストは9月30日に始まり、5日に規模を拡大。5日から6つの海洋油・ガス田が操業を停止している。NOGによると、ストにより、ノルウェーのガス・油田生産量の8%に相当する日量33万石油換算バレルの生産が減少している。
NOGによると、10日からストが拡大される場合、エクイノール (OL:EQNR)とコノコフィリップス (N:COP)が操業する4油田が新たに影響を受ける見込みだが、生産にどの程度影響するかは現時点で不明。
労組側は6日、NOGに解決に向けた提案を行ったが、十分な回答が得られなかったため、スト拡大を決めたと説明。NOGがより良い提案を示せば、スト拡大は回避できるとした。
労組によると、10日のスト拡大でスト参加者は93人増え、同労組に加盟する1003人中、262人が参加する状況となる。
ストを巡る動きは前日に続いて原油先物相場の支援材料となっている。