[メキシコ市 8日 ロイター] - メキシコのロペスオブラドール大統領は7日、米大統領選について、法的に決着するまで待つとし、バイデン前米副大統領への祝福を控えた。これを受けて、米民主党のヒスパニック系議員らから失望の声が出ている。
ロペスオブラドール氏は7日の会見で、全ての法的懸案事項が解決するまで米大統領選の結果についてコメントを控えると述べた。トランプ米大統領との摩擦を避けるためとみられる。
ロペスオブラドール氏は「どちらか一方の候補者を祝福することはできない。選挙のプロセスが終わるまで待ちたい」と説明した。
これを受けて、米下院外交委員会小委員会のトップで民主党のワキーン・カストロ議員はツイッターに「驚くほどの外交的失敗だ」と投稿。アリゾナ州上院のマルティン・ケサダ議員も「失望の域を超えている」と批判した。