🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

トルコ、ロシア製ミサイル導入「後戻りしない」 米制裁でも

発行済 2020-12-18 02:50
更新済 2020-12-18 02:54
© Reuters. トルコ、ロシア製ミサイル導入「後戻りしない」 米制裁でも

[アンカラ 17日 ロイター] - トルコのチャブシオール外相は17日、ロシア製地対空ミサイル「S400」の導入について、後戻りしないと述べたほか、米国の制裁を精査した上で対抗措置を講じると主張した。

米国は14日、S400の購入を巡りトルコ大統領府傘下の国防産業庁(SSB)とデミルSSB長官、幹部3人を対象に制裁を科した。

チャブシオール外相は、トルコの防衛産業が外務省と法務省とともに制裁の打撃を検証しており、その結論によって対抗措置を決めると述べた。放送局Kanal24に対して「検証結果に合わせた措置を講じる」と話した。「制裁が厳しくないか厳しいかは重要でない。制裁自体が間違っている」と主張。「制裁の内容をみると、トルコを根底から揺るがすものでも大きな影響を与えるものでもない」とした。

トルコは、北大西洋条約機構(NATO)から満足できる条件で防衛兵器を入手することができなかったため必要に迫られてS400を購入したとしている。チャブシオール氏は「後戻りする場合は、すでに後戻りしている」と話した。

© Reuters. トルコ、ロシア製ミサイル導入「後戻りしない」 米制裁でも

米国はS400がF35戦闘機や、NATOの広範な防衛システムに脅威となると主張。トルコはこうした見方を否定しており、S400をNATOのシステムに導入しないと述べている。

SSBのデミル長官はトルコの国営アナドル通信に対して、制裁が既存の契約に影響することはないほか、限られた一部のトルコ企業しか対象となっていないと話し、制裁の影響を軽視した。

チャブシオール氏は、バイデン次期米大統領の下、米国とトルコの関係が正常化するかとの質問に対して、米国のシリアにおけるクルド勢力への支援にトルコが反対していることや、16年のクーデター未遂を指導したとトルコ政権がみている在米イスラム指導者ギュレン師の送還に関する要求に米国が応じなければならないと答えた。「米国が戦略的に考えるのであれば、トルコは非常に重要な国だ。米国がそう言うなら、やらなければならないことを行動に移すべきだ」と話した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます