[モスクワ 10日 ロイター] - ロシア・モスクワの裁判所は、反体制派ナワリヌイ氏の側近の一人について、独立国家共同体(CIS)の全域に向け逮捕状を出した。
逮捕状がでたのは、ナワリヌイ氏の地域拠点の監督責任者であるレオニード・ボルコフ氏。同氏は今週末にナワリヌイ氏の解放を求める抗議デモを実施するよう呼び掛けていた。
ボルコフ氏は2019年、ロシア当局がナワリヌイ氏の反汚職基金に資金洗浄疑惑で調査を開始した後、ロシアを出国し、現在はCIS加盟国でないリトアニアにいる。裁判所は、同氏が身柄を拘束ないしロシアに送還された場合、2カ月拘留するとしている。
ボルコフ氏は逮捕状を無視し活動を続けると述べた。