[キャンベラ 15日 ロイター] - オーストラリアの先住民アボリジニに対する政府の公式謝罪から13年目を迎え、モリソン首相は15日、改めてお詫びした。
首相は議会で、アボリジニの子ども10万人以上を家族やコミュニティーから隔離するなどの過去の政策を認識すべきとし、「この事実を認め、これまでの首相の言葉を繰り返す。申し訳ない」と謝罪した。
2008年、当時のラッド首相が先住民に初めて公式に謝罪した先住民70万人は、オーストラリアの経済・社会のほぼ全ての指標で最下層付近に位置している。
しかし、平均余命や教育・医療水準の改善などの目標は10年以上にわたり達成されず、政府は昨年、プログラムを見直し、先住民の指導者を政策決定の中心に据えた。