[ワシントン 19日 ロイター] - 米政府は19日、カナダとメキシコとの陸路での不要不急の往来禁止措置を少なくとも3月21日まで延長すると発表した。新型コロナウイルス対策として同措置が最初に導入されてから1年となる。
バイデン政権下での延長発表は今回が初めて。当局者によると、ホワイトハウスは陸路で国境を越える際の条件を強化する可能性について検討している。
カナダは制限解除に消極的で、陸路で帰国する一部カナダ人に対し最近、新型コロナ検査を義務付ける措置を導入した。
米政府は1月26日から、空路で入国するほぼ全ての人に新型コロナの陰性証明提示を義務付けているが、陸路での入国者には同様の義務を課していない。
バイデン大統領は1月に出した大統領令で「陸上の出入国地における公衆衛生上の手続きについてカナダとメキシコ政府との外交上のやり取りを直ちに開始」するよう米当局者に命じた。