[ソウル 22日 ロイター] - 韓国の医師会が医療法改正への抗議ストの可能性を示唆し、今週始まる新型コロナウイルスワクチン接種への影響が懸念されている。
韓国では26日から医療関係者へのアストラゼネカ製ワクチンの接種が始まる。7月までにリスクの高い1000万人に接種を行い、11月までの集団免疫獲得を目指している。
しかし週末、国内最大の医師会である大韓医師協会は、実刑判決を受けた医師の免許取り消しを含む医療法改正案が国会で承認された場合、ストを実施する考えを表明した。
広報担当者は、法案が成立すれば、仕事と無関係の出来事や法律知識不足のために医師免許を奪われ、深刻な事態に陥る可能性があるとコメントを発表した。
チェ・デジプ会長は、法案が可決されれば、新型コロナやワクチン接種を巡る政府との協力関係は崩壊すると述べた。
ただ、ストの日程は決まっていないという。
保健福祉省は、ワクチン接種を控え法案を巡る見解の不一致は望ましくないとする一方、医師会は誤解に捕らわれているとの見解を示した。