[メルボルン 25日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長は25日、東京五輪に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種に関し、推奨する一方で「義務ではない」と語った。
IOCの東京五輪調整委員長も務めるコーツ副会長は、ブリスベンで記者団に対して「義務ではない。それはできない」との見解を示しつつ「間違いなく推奨されている」とした。
IOCのトーマス・バッハ会長は先月、ワクチンの確保に関して各国政府と調整するのは各委員会に委ねられているとの立場を取り、アスリート優先の考えは支持しなかった。
また、コーツ副会長は東京五輪の観客動員に関し、「最終的な決定は日本政府が下す。おそらく3月、4月に収容人数について判断される」と述べている。