[ニューヨーク 2日 ロイター] - ミャンマー国軍が解任を発表したチョー・モー・トゥン国連大使は依然として自身が正当な大使だと主張した。同氏がボズクル国連総会議長とブリンケン米国務長官に充てた書簡をロイターが2日入手した。
書簡は「ミャンマーの民主的な政府に対し違法なクーデターを起こした犯罪者は、ミャンマー大統領の正統な権限を覆す権限はない」と強調した。
国連のドゥジャリク事務総長報道官は、チョー・モー・トゥン氏を解任し、代わりに次席大使を代理大使として任命するという通知が2日にミャンマー国軍からグテレス事務総長のところに来ていると明らかにした。
どちらをミャンマーの正式な代表とするかは国連の信任状委員会で検討され、総会で決定される見込み。
米国連代表部によると、リンダ・トーマスグリーンフィールド国連大使が2日、オンラインでチョー・モー・トゥン氏と会談した。「同氏の勇気と心のこもった声明」を称賛し「ミャンマー国民と民主的に選ばれた政府の復権」への支持を表明した。