[ニューヨーク 10日 ロイター] - 国連安全保障理事会は10日、ミャンマーでクーデターを起こした国軍による抗議デモ参加者への暴力行使を非難する方向で一致した。今後、声明文を正式に採択する。
当初の声明案に盛り込まれていた、国軍のクーデターに対する非難や「追加対応の検討」は、中国、ロシア、インド、ベトナムの反対で削除された。
ロイターが入手した声明では「女性や若者、子どもを含む平和的なデモ参加者に対する暴力を強く非難する」とした上で、「軍に最大限の自制を求め、状況を改めて注視する」と表明。さらに、医療関係者や市民社会、労働組合員、ジャーナリスト、メディア関係者に対する規制を深く憂慮するとともに、「恣意的に拘束されている全ての人々の即時解放を求める」とした。