[5日 ロイター] - ハリウッド映画界の元大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン受刑者(69)が5日、ニューヨーク州の控訴裁判所に対し、性的暴行事件を巡る自身への有罪判決を破棄し、裁判をやり直すよう申し立てた。
ワインスタイン受刑者に対しては、複数の女性に対する性的暴行事件で昨年3月に23年の禁錮刑が言い渡された。この事件は、性的な暴行や嫌がらせに反対する「#MeToo(私も)」運動のきっかけになった。
同受刑者側は判決を破棄すべき理由として、陪審員が著しく不適格で、判決が不当に厳しいなどと主張した。
ただ、この訴えで有罪判決が覆ったとしても、ワインスタイン受刑者は2004─13年にかけてロサンゼルスで5人に対して性的暴行を行ったとされる事件でも起訴されており、有罪になった場合は最高140年の禁錮刑を受ける可能性がある。