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米、中米に3.1億ドルの追加援助を表明 移民対策の一環

発行済 2021-04-27 12:59
更新済 2021-04-27 13:00
© Reuters. 米、中米に3.1億ドルの追加援助を表明 移民対策の一環

[ワシントン 26日 ロイター] - ハリス米副大統領は26日、グアテマラのジャマテイ大統領とオンライン会談を開き、移民対策で協力することで合意した。ハリス氏は会談後、中米諸国に対する3億1000万ドルの追加援助を発表した。

ハリス氏はメキシコおよび中米の北部三角地帯と呼ばれるホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラから大量に流入する移民への対策をバイデン大統領から任されている。

ハリス氏は「グアテマラの人々が、母国にとどまればチャンスがきっとやって来ると期待できる状況を作るため、協力したい」と表明した。また、6月に中米を訪問する考えも示した。

援助金は米国際開発局(USAID)のほか、国務、国防、農務の各省が拠出する。

具体的には、繰り返される干ばつや食料不足、新型コロナウイルス感染拡大への対策として1億2500万ドル、難民と亡命希望者の安全確保と保護に1億0400万ドル、医療、教育、災害救援でのパートナーシップに2600万ドルが盛り込まれた。

グアテマラのブロロ外相は記者会見で、米国との「新たな国境警備合同部隊の設置」について合意があったと説明。米国土安全保障省の職員約16人が当初、グアテマラに派遣され、国境のインフラ強化に向け現地職員の訓練を行うという。

外相によると、ハリス氏は強制送還者向けの施設建設やグアテマラの港湾での警備強化についても支援に言及した。また、親と離れて米国にいるグアテマラ人の未成年者が親と再会できるよう支援するため、グアテマラから米国にチームを派遣すると表明した。

メキシコは3月、米国を目指す中米の子供1万8000人以上が親の付き添いなく、入国してきたことを明らかにしている。

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