[コペンハーゲン 10日 ロイター] - デンマークの首都コペンハーゲンで10日、「民主主義サミット」が開催された。台湾の蔡英文総統や香港の民主活動家、羅冠聡(ネイサン・ロー)氏が招待されたことから中国政府が強く反発した。
ビデオ形式で登壇した蔡総統は「われわれは今享受している自由を実現するため長い道のりを歩いてきた。この自由を決して放棄しないことを決意している」と述べた。
デンマークのコフォズ外相も「人権や言論の自由といった普遍的な価値が圧力を受けているときに、われわれはしっかりと立ち、迅速かつ強固に対応する必要がある」と強調した。
デンマークの中国大使館はこのイベントを批判。ロイターへの電子メールで、蔡氏とロー氏を招待したことは一つの中国の原則に反し、内政干渉に値すると指摘した。
サミットでは、ベラルーシの反体制派指導者スベトラーナ・チハノフスカヤ氏やベネズエラの野党指導者グアイド氏も登壇した。