[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は17日、アフガニスタンの首都カブールを制圧したイスラム主義組織タリバンについて、ロシアは性急にアフガニスタンの正統的な政権として承認することはないとし、全ての民族グループを内包する政権の樹立を望むと述べた。
ラブロフ外相は記者団に対し「タリバンは他の政治グループも含む政権を樹立する意向を示しており、勇気付けられる兆候が出ている。ただ、ロシアが一方的に何らかの政治措置を開始すると言うには時期尚早だ」と述べた。
その上で、アフガニスタンの全ての民族グループに対し、国の将来を巡る協議に参加するよう呼び掛けた。
ロシア通信(RIA)は、アフガニスタンのカブールにあるロシア大使館の情報として、ロシアのドミトリー・ジルノフ大使がタリバン代表者と協議を行っていると報じている。