[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアはミャンマーへのミサイル防衛システム「パーンツィリ」輸出について、契約に記載されている日程で輸出する計画。ロシア通信(RIA)が25日、ロシアの軍事分野を担当する高官の発言として報じた。
パーンツィリは、航空機やドローン、巡航ミサイルを撃墜するロシア製の防衛システムで、両国は今年1月に輸出契約を結んだという。
ロシアに対しては、ミャンマーに兵器を輸出することで同国の軍事政権を正当化しているとの批判が出ている。
一方ロシアは、ミャンマーとは長期的な戦略関係にあり、当局は、かなり深刻な状況にあるミャンマー情勢を安定させるため可能な限りのことを行っていると主張している。
RIAによると、軍事技術協力を監督する連邦政府機関の高官は、契約で規定された条件に沿ってミサイル防衛システムをミャンマーに引き渡すと述べた。