[コペンハーゲン 26日 ロイター] - アイスランドで25日、議会選(定数63)が実施された。国営テレビRUVによると、開票後の再集計の結果、女性議員が30人となり、過半数をわずかに下回った。
当初は、女性議員が33議席と、過半数に達したとみられていた。ただ、前回選挙の24人からは増加した。
国家選挙委員会は結果をまだ公表しておらず、コメントは得られていない。
世界各国の国会で組織する列国議会同盟(IPU)によれば、女性議員の数が男性を上回るの国は、ルワンダ、キューバ、ニカラグア。メキシコとアラブ首長国連邦(UAE)では、女性と男性が同数となっている。
欧州では、スウェーデンとフィンランドで女性議員の割合がそれぞれ47%と46%で特に高い。
スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)による男女格差報告で、アイスランドは過去12年連続で1位となっており、男女平等が進んだ国として知られる。
RUVによると、ヤコブスドッティル首相率いる左翼環境運動、保守の独立党、および、中道右派の進歩党の連立与党3党の議席が37となった。世論調査では、過半数に届かないと予想されていたが、進歩党が支持を集め、2017年の選挙よりも5議席伸ばした。
3党は選挙前、過半数を維持した場合には協力関係の継続を交渉すると表明していた。