[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦議会選挙(総選挙)でメルケル首相の保守連合に僅差の勝利を収めた中道左派の社会民主党(SPD)のショルツ次期首相候補は、緑の党および自由民主党(FDP)との3党連立政権樹立に向けた協議を7日に開始すると述べた。
ショルツ氏は、有権者は3党に政権樹立の権限を与えたとし、3党はそれを果たす必要があると指摘。予備協議は非常に建設的だったとした。
企業寄りの姿勢で知られるFDPのクリスチャン・リントナー党首は、緑の党と「この国に再生が必要だという共通の信念」を共有していると述べた。
また、緑の党は6日、SPD、FDPの3党で連立協議を進めたいと表明。緑の党のロベルト・ハベック共同党首は記者団に「FDPに対し、共同でSPDに打診し、予備協議の段階から3党による交渉に移行することを提案している」とし「現時点ではFDPに対する提案だ。FDPがどう反応するか見極めよう」と述べた。
また、FDP、SPDとの見解の差は依然として大きいとし、「多くのことがまだ協議されていない」と語った。