[プノンペン 3日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国カンボジアの外務省は3日、2月16─17日に開催するASEAN外相会議について、ミャンマー軍政に、外相でなく軍政関係者以外の人物の参加を招請したと明らかにした。
カンボジア外務省の報道官はロイターに、ASEANのミャンマー和平計画が進展に乏しく、加盟国はミャンマー外相の招請で合意できていないとした上で、「欠席にせず、非政府の代表を参加させるようミャンマーに促す」と述べた。誰を派遣するかはミャンマー次第とした。
ミャンマーは、国軍がクーデターで実権を握って1年になるが、地方では国軍に抵抗する民主派や少数民族が国軍と戦闘を続けている。
カンボジアは2日に発表した声明で、ミャンマー情勢に「深い懸念」を表明し「ASEAN加盟国は暴力の即時停止と全当事者の自制の緊急性を強調する」とした。