[ドバイ/ウィーン 23日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は23日、イラン核合意再建に向けたウィーンでの協議は重要な局面を迎えているとの認識を示した。
テヘランでのオマーン外相との共同会見で述べた。
さらに「依然残っている問題点で西側が現実的なアプローチを取れるかどうかは分からない」と語った。
ロイターは先週、核合意協議でイランが義務履行に戻り、米国が復帰を果たす段階的な手続きを定めた草案が大筋でまとまったと報じた。
草案は一部の課題について曖昧な部分があり、外交筋によると、韓国の銀行にある数十億ドルのイラン資金の凍結解除とイランに拘束されている欧米人の解放が盛り込まれているもよう。
関係筋によると、イランと米国の間で間もなく捕虜交換が行われる見通し。
一方、イラン外務省は、イラン側の交渉責任者であるアリ・バゲリ・カニ氏が短期間テヘランに戻ると発表。最終合意はまだ先になる可能性がある。