[エルサレム 5日 ロイター] - イスラエルのベネット首相は5日、モスクワを訪問しプーチン・ロシア大統領とウクライナでの戦闘について協議した。首相報道官によると、その後ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。
ベネット首相はプーチン大統領との会談で、ウクライナにいるユダヤ系住民が戦火に巻き込まれている問題に言及したほか、イラン核合意の再建に向けた協議についても意見交換した。
ロシアは5日、ウクライナを巡る自国への制裁は、イラン核合意協議の障害になったと指摘した。イスラエルは核合意の復活に反対している。
ベネット首相は、プーチン大統領との会談後、ショルツ独首相と会談するためドイツに向かった。
イスラエルは、ゼレンスキー大統領の要請を受け、ロシアとウクライナの仲介を申し出た。米国、フランス、ドイツと調整している。仏大統領府によると、マクロン大統領は、モスクワ訪問を控えたベネット氏に、自身とプーチン氏との協議について説明した。