[ロンドン 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の側近であるセルゲイ・チェメゾフ氏は、ウクライナでの軍事作戦がロシアへの攻撃を防いだと述べ、西側による制裁にロシアは打ち勝つとの見通しを示した。
国営コングロマリット、ロステックの最高経営責任者(CEO)であるチェメゾフ氏はスタッフに対し、「ロシアの歴史を見てみると、その歴史のほとんど全てでロシアはさまざまな制裁や包囲する敵との戦いに臨み、常に勝利者となった」と指摘。「今回も同じだろう」と述べた。
同氏はソ連崩壊前に東ドイツでプーチン氏とともに旧ソ連国家保安委員会(KGB)のスパイとして活動。ロシアで影響力を持っている。
ロステックから送られてきた動画によると、チェメゾフ氏は「単純な生活にはならないだろう」とし、「制裁はかなり深刻だ」と語った。
しかし、ウクライナ東部のロシアが支援する地域への攻撃、そしてロシア自体への攻撃を防ぐために今回の軍事作戦は必要な行動だと指摘。制裁によってロシアは内部発展を遂げることができると述べた。