[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は、トラス外相が31日にインドを訪問すると発表した。ウクライナでの戦争を巡る外交的取り組みの一環という。
インドはロシアのウクライナ侵攻を非難していないほか、ロシア産コモディティー(商品)を割安な価格で購入しており、西側諸国は不満を募らせている。
英外務省によると、トラス氏は「民主主義国が協力して侵略者を抑止することの重要性」を強調するほか、両国の安全保障と雇用促進に向けインドとの関係を強化したい考え。
トラス氏は声明で「ロシアによる一方的なウクライナ侵攻という状況下で、このことの重要性はさらに増しており、自由民主主義国家が防衛、貿易、サイバーセキュリティなどの分野で協力する必要性を浮き彫りにしている」と述べた。
インド外務省によると、31日にはロシアのラブロフ外相も同国を訪問する。また、その前には英米当局者とインド当局者の会談が予定されている。
トラス氏がラブロフ氏とインドで会談するかどうかは、現時点では不明。