[ワシントン 30日 ロイター] - 米国は30日、イランの弾道ミサイルプログラムを支援したとして、同国の調達業者に制裁を科した。
米財務省は、13日にイラク北部クルド人自治区のアルビルで起きたイランによるミサイル攻撃や、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が25日に実施したサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの施設への攻撃などに言及。
イラン革命防衛隊の弾道ミサイル研究開発を支援するため、推進装置の関連材料を調達したとして、業者のモハマド・アリ・ホセイニとその関連企業数社を非難した。
制裁対象の個人や企業は米国の資産が凍結され、米国人との取引が禁止される。
イラン核合意復活に向けた米国とイランの間接協議は、停滞している。米政府当局者は匿名を条件に、今回の制裁はこの取り組みとは無関係だと述べた。