[ティフアナ(メキシコ) 7日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻以後、米国への亡命を求めてメキシコ国境に到着するウクライナ人が過去1週間で2倍以上に増加している。当局者らが明らかにした。
公式統計によると、欧州各国からカンクンやメキシコ市に渡航したウクライナ人が毎日100─200人単位で国境都市ティフアナに到着している。今週には家族を含む数百人がマットレスに横たわるなどして、混雑する市運営のシェルターで待機している。
市移民当局の責任者は、現在2829人前後の待機者がおり、1日時点の1200人から2倍以上になっていると説明。約3分の2がシェルターに、残りはホテルや教会にいると述べた。
また、米国の申請対応が新たな到着に追いつかず、国境に滞留するウクライナ人が増えていると指摘。米当局は1日当たりの申請対応を拡大すると約束したという。