[ワシントン 30日 ロイター] - 米国とカナダの食品安全当局は、両国でA型肝炎の感染が相次ぎ報告された問題で、有機栽培されたイチゴの汚染が原因の可能性があるとして調査を開始した。
米食品医薬品局(FDA)によると、米国では17人が発症、このうち15人がカリフォルニア州で、残りはミネソタ州とノースダコタ州で各1人報告された。FDAは、感染者のうち12人が入院したとしているが、詳細には触れなかった。
FDAは28日、問題の商品はFreshKampoまたはHEBの商標で3月5日から4月25日の期間に全米に流通したものと説明。このイチゴを購入後冷凍した場合は、食べずに廃棄するよう呼びかけた。
一方、カナダでも10人が発症。公衆衛生庁と食品検査庁は、アルバータ州とサスカチュワン州で発生した症例を調査していると明らかにした。同国では輸入されたイチゴが3月5─9日に購入され、現在は販売されていないという。
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