[ドバイ/パリ 31日 ロイター] - イランは核開発に関して適切な説明をしていないとする国際原子力機関(IAEA)の調査報告書について、同国政府は31日、不公正と非難した。
IAEAは30日、イランの3カ所の未申告施設でウランの痕跡が検知された問題について、依然として信頼に足る説明がされていないと指摘した。
イラン外務省報道官は記者団に「報告書はイランとIAEAの協議の実態を反映していない」とし「公正でなくバランスを欠いている」と述べた。
イラン核合意の再建交渉は行き詰まっており、来週開かれるIAEA理事会でイランと欧米諸国の間で新たな対立が生じる可能性がある。