[ソウル 2日 ロイター] - カナダ軍は、北朝鮮の制裁回避を監視する任務に当たっていた哨戒機を中国の戦闘機が妨害したと非難した。カナダ軍機は飛行経路の変更を強いられたこともあったという。
1日に発表した声明によると、4月26日から5月26日にかけて、中国人民解放軍の戦闘機がカナダ空軍のCP140「オーロラ」に複数回にわたって接近した。
「中国軍機は国際的な航空安全基準を守っていなかった」とし「こうした行為は職業倫理を欠いており、カナダ軍兵士を危険にさらした」と非難した。
中国軍機との衝突を避けるためにカナダ軍機の操縦士はとっさに飛行経路を変更したケースもあったと指摘した。
カナダ軍の主張に対し、中国側はこれまでのところ反応を示していない。