[ロンドン 2日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、西側諸国による厳しい制裁にもかかわらずロシアは「欧州への窓」を閉ざすつもりはないと述べた。
ロシアのプーチン大統領は西側の経済制裁について、経済戦争の宣戦布告に等しいとし、今後アジアや中東の主要国と関係を発展させる考えを示している。
300年前に欧州に門戸を開いたピョートル大帝の取り組みを後戻りさせる方針かとの問いに対し、ペスコフ報道官は「何も閉ざすつもりはない」と答えた。
1682─1725年に在位したピョートル大帝はロシアを欧州列強の一員に転換し、「欧州への窓」とされる都市サンクトペテルブルクを築いた。
ペスコフ氏は、プーチン大統領は「歴史に深く精通」しており、ピョートル大帝の功績は十分承知しているとも述べた。