[ウェリントン 3日 ロイター] - 中国の王小竜・駐ニュージーランド(NZ)大使は3日、マフタNZ外相と2日に会談し、両国に利益をもたらす関係構築について協議したことを明らかにした。
NZのアーダーン首相とバイデン米大統領は先月末にホワイトハウスで会談し、共同声明で太平洋地域における中国の影響力拡大に懸念を表明したが、今回の会談はそれより前に予定されていた。
米NZ首脳の共同声明について中国は内政問題への重大な干渉だと非難した。
王氏はツイッターへの一連の投稿で、中国の立場を繰り返し、対話を続けることが不可欠だと述べた。
NZ外務省が2日夜に発表した声明によると、両氏は地域問題、特に南太平洋についても意見交換し、マフタ氏はこの地域が直面している課題に懸念を表明した。
またマフタ氏は「中国・ソロモン諸島安全保障協定に関するニュージーランド側の懸念を改めて表明し、地域の安全保障問題を巡る議論は既存の地域機関を通じて行うことが最善と強調した」という。