[ストックホルム 13日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は13日、条約機構への加盟を目指すスウェーデンが、トルコの要求に対応する重要な措置を講じたと評価した。
スウェーデンとフィンランドは先月、ロシアのウクライナ侵攻を受けてNATO加盟を申請した。一方トルコは、同国がテロ組織とみなすクルド人勢力をスウェーデンが支援していることやトルコへの武器輸出許可の取り消しを理由に加盟に反対している。
ストルテンベルグ氏は訪問先のスウェーデンでアンデション首相と共同会見し、「スウェーデンが既にテロ対策法の改正に着手し、武器輸出の法的枠組みをNATO加盟国としての将来の地位を反映することを歓迎する」と述べ、「これらはトルコが提起した懸念に対処するための重要な2つのステップだ」と説明した。
アンデション氏は、テロ対策を既に改正しており、さらに強化していると述べた。
ストルテンベルグ氏はまた、スウェーデンとフィンランドをできるだけ早期にNATOに加盟させることを目指しているとし、スウェーデンが攻撃を受けた場合にNATO同盟国が防衛しないということはあり得ないと述べた。