[ワシントン 14日 ロイター] - 米国務省のプライス報道官は14日、膠着状態にあるイラン核合意の再建交渉について、イランが「無関係の」問題を持ち込まずに「建設的な」回答をしてくることを待ち望んでいると述べた。イラン革命防衛隊の米テロ組織指定の解除に関する要求を指している可能性がある。
イランのアブドラヒアン外相は核合意再建に向け新たな提案を示したと表明していた。プライス氏はイラン側の提案に詳しく言及しなかった。
別の国務省報道官は匿名を条件に、米国はイランからいかなる真剣な提案も受け取っていないと話した。イランと米国は欧州主要国を仲介役として間接協議を行ってきた。
報道官は核合意に関係のない問題は除外し、再建交渉の早期妥結を可能にするいかなる提案も米側は検討する姿勢だと強調した。
バイデン政権はイラン革命防衛隊の外国テロ組織指定を解除するつもりがないことを明確にしている。