[香港 15日 ロイター] - タイ野党は15日、プラユット首相に対して不信任決議案を提出した。汚職、経済政策の失敗、民主主義の弱体化などを理由に挙げた。
野党陣営は内閣不信任案について、来月議会で審議したい考え。
プラユット氏の任期は来年3月までで、不信任案の採決が行われるのは今回が最後となる見込み。2019年の選挙以降に提出された3回の不信任案はいずれも否決された。
議会の勢力は連立与党の253議席に対し、野党は208議席となっている。
専門家は、連立与党がまだ結束しているとして不信任案は否決されると予想。政治アナリストからは、政権打倒よりも来年の選挙を意識した動きとの見方がでている。