[ワシントン 19日 ロイター] - 米テキサス州でこの週末に州共和党大会が開かれ、2020年大統領選でのバイデン氏当選の認定受け入れを拒む決議を正式採択した。決議文には「われわれはバイデン氏が米国民によって正統に選出されていないと見なす」の一文が盛り込まれた。発声投票で採択した。
テキサス州の一般投票で選ばれる選挙人は38人で、全米でカリフォルニア州に次いで多い。過去40年、共和党の大統領候補を支持してきた州でもある。
20年大統領選を巡っては、各州や連邦の裁判所がトランプ前大統領陣営から起こされた選挙結果無効を求める50件以上の訴訟を退けている。選挙結果の見直しや監査でも不正の証拠は一切出ていない。
これと別に、テキサス州共和党の綱領改定で、同性への性的指向を「異常な生活様式」の選択と批判する文言の追加が提案された。心と体の性が異なる「トランスジェンダー」を法的に認める「いかなる取り組み」にも反対するとした。同州共和党の広報担当者によると、提案への賛成数を集計して認証し、その後に隔年で開かれる今年の州党大会に提出する。