[バチカン市 29日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコは29日、27日にロシアがウクライナ中部都市クレメンチュクのショッピングセンターをミサイル攻撃したことについて、ウクライナへの新たな「野蛮な攻撃」と糾弾した。
ウクライナによると、この攻撃では少なくとも18人が死亡し、60人前後が負傷。ロシア国防省は正当な軍事目標を攻撃したもので、ショッピングセンターは営業していなかったと主張している。
教皇は、ローマの保護者とされている使徒聖ペトロ・聖パウロの祭日のミサにサン・ピエトロ広場で講話し、「私は苦しみの中にある親愛なるウクライナに思いをはせている。クレメンチュクのショッピングセンターに行われたような野蛮な攻撃により、ウクライナはむち打たれ続けている」と述べた。
また、「この狂気の戦争が速やかに終わるよう祈っているとともに、平和を祈ることに疲れずに耐え抜くよう、あらためて呼びかける」と続けた。