[ウェリントン 1日 ロイター] - 在ニュージーランド(NZ)中国大使館は、アーダーンNZ首相が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で中国が自己主張を強めていると発言したことについて、「間違い」だと反発した。
アーダーン氏は29日にNATO首脳会議で演説し、中国が「近年、自己主張を強め、国際ルールおよび規範に挑戦する姿勢を鮮明にしている」と発言した。
大使館は30日に報道官談話をウェブサイトで発表し、アーダーン氏の主張は「間違っており、遺憾」と表明。「2国間の相互信頼を深めるのにこのような発言が有用でないことは明らかだ」とした。
中国が太平洋地域を混乱させ、不安定にしようと試みているとするアーダーン氏の発言にも触れ、太平洋における緊張激化は「持続可能な開発を推進するための中国と島しょ国との協力が原因であるはずがない」と強調した。