[ワシントン 6日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は6日、パキスタンのブット外相と電話会談し、カーン前首相の下で緊張が強まった両国関係の修復について協議した。
パキスタンの隣国アフガニスタンの情勢や、ロシアのウクライナ侵攻がパキスタンや世界の食料安全保障に与える影響についても話し合った。米国務省が発表した。
パキスタン外務省によると、ブット氏はパキスタン国民に対する米国ビザ(査証)の発給要件緩和を要請した。
カーン前首相は4月に議会の不信任決議で失職した。在任中は反米姿勢を貫き、最近になってもカーン政権転覆の企ては米国が後ろ盾になったと主張している。
米国務省の声明によると、ブリンケン氏は経済の安定、気候、公衆衛生に関する2国間パートナーシップを強化する方針を確認した。