[北京 8日 ロイター] - 中国政府は8日、今年の豪雨シーズンのピークを前に全土に災害への備えを呼び掛けた。すでに各地で深刻な被害が出ており、過去100年あまりで最悪の事態となっている。
中国は夏になると豪雨、それによる洪水に見舞われる。今年は3月に豪雨シーズンに入って以降、平均降雨量は平年を10.7%上回り、南部の一部地域は2倍になっている。
応急管理省の高官は会見で、7月半ばからピーク期に入るのを前に、各当局が「潜在的なリスクを把握する」必要があると述べた。
自然資源省の当局者は、今年前半の自然災害は昨年全体をすでに上回っているとし、年後半にさらなる「厳しい試練」が予想されると述べた。