[ワシントン 17日 ロイター] - ペンス前米副大統領は17日、昨年1月6日の連邦議会襲撃事件を調査する下院特別委員会から証言の要請があれば応じることを検討すると述べた。
ペンス氏の側近は6月、同委員会の公聴会で、トランプ前大統領が2020年の大統領選の結果を覆すようペンス氏に要求したが、ペンス氏は自分にはそのような権限はなく、違法行為になると何度もトランプ氏に伝えていたと語っていた。
ペンス氏は先に、同氏と議員によって認定された選挙結果を覆す力が副大統領にあると信じたトランプ氏は間違っていたと述べている。
トランプ氏は繰り返し不正行為を否定、公聴会を魔女狩りだと批判している。
ペンス氏は17日、ニューハンプシャー州で開かれたイベントで、証言が求められれば「十分に検討する」と発言。「私に向けられたいかなる招待も、副大統領としての特別な役割を考慮しなければならないだろう」と語った。
特別委員会の広報担当者はコメント要請に応じていない。
同委員会のメンバーは6月、ペンス氏に証言を強制するかどうかを検討中だと述べていた。