[サンパウロ 18日 ロイター] - 10月に行われるブラジル大統領選挙に関する世論調査によると、左派ルラ元大統領が支持率で依然として現職の右派ボルソナロ大統領をリードしているものの、その差は縮まっている。
世論調査会社ダッタフォリャが18日公表した最新の調査で、ルラ氏の支持率は47%、ボルソナロ氏は32%。7月にはそれぞれ47%、29%だった。
2人が決選投票に進んだ場合、ルラ氏は得票率54%でボルソナロ氏の37%を上回り勝利すると予想された。ただ決選投票でのルラ氏のリードは昨年12月時点の29ポイントから毎月縮小している。
また調査では、ボルソナロ氏に投票しないと回答した人が51%と先月より3%ポイント低下した一方、ルラ氏に投票しないとの回答は1%ポイント上がって37%となった。
ボルソナロ氏は低所得層向け給付金を盛り込んだ大規模な支出プログラムや燃料価格高対策を打ち出し、有権者の取り込みを図っており、大統領支持率は8月に30%と7月の28%から上昇している。
調査は8月16─18日に有権者5744人を対象に実施。誤差は2%ポイント。