[21日 ロイター] - 米ホワイトハウスは21日、バイデン大統領が英仏独首脳と電話会談を行い、2015年のイラン核合意の再建に向けた取り組みについて協議したと発表した。
首脳らはイラン核開発プログラムを巡る進行中の交渉、中東地域のパートナーへの支援強化の必要性、地域の不安定化につながるイランの活動を抑止するための共同の取り組みについて議論したという。
首脳会談の主な焦点はウクライナ問題で、ホワイトハウスは中東問題に関しては、これ以上の詳細を明らかにしなかった。
米国と欧州連合(EU)は先週、イラン核合意再建に向けてEUが提案した「最終文書」に対するイランの回答を精査していると明らかにした。
交渉が失敗すれば、新たな地域紛争リスクが高まる可能性がある。イスラエルは、外交努力が核兵器開発阻止につながらなければイランに軍事行動を仕掛けると警告。イランはイスラエルによるいかなる攻撃に対しても「壊滅的」な対応を取る構えを示している。