[ブラジリア 30日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選をめぐる30日に発表された世論調査で、ルラ元大統領のボルソナロ大統領に対する支持率のリードがやや縮まった。
調査はブラジル運輸連盟(CNT)の支援でMDAが実施した。先に公表された他の主要な世論調査でも、支持率の差は若干縮まっている。
MDAの調査では、第1回投票におけるルラ氏の支持率は42.3%、ボルソナロ氏が34.1%だった。5月の前回調査では、両者の支持率は40.6%と32%だった。
2人が決選投票に進んだ場合についてはルラ氏が50.1%と、ボルソナロ氏の38.8%を11.3%ポイント引き離している。5月の調査では、この差は14%ポイント、昨年12月は18ポイントだった。
MDAのマルセル・ソウザ氏は「両者の差は縮小し続けている」と指摘。ボルソナロ氏への不支持率はルラ氏を10%ポイント上回っており、決選投票で決定的要素になる可能性があるとの見方を示した。
MDAの調査は8月25─28日、2002人の有権者を対象に実施。誤差は2.2%ポイント。