[ニューヨーク 19日 ロイター] - フランスのコロンナ外相は19日、核合意復活に向けイランにとって欧州案以上に良い提案はないと述べ、正しい判断を下すのはイラン次第だと強調した。
イランと米国の数カ月に及ぶ間接協議はいくつかの問題で行き詰まっている。
同相はニューヨークで開催中の国連総会の合間に記者団に対し、事態を打開するための取り組みは行われていないと述べた。
また、協議の調整役を務める欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表もニューヨークで、週内の協議進展は見込めないと言明。「(EUの)調整官からの提案はテーブルの上にあり、それはテーブルの上に置かれたままであろう。これ以上の解決策は見当たらないし、無効になることもないだろう」と述べた。
欧米の外交筋は、現時点では活発な協議は行われておらず、11月の米中間選挙前の大幅な進展は考えにくいと述べている。