[25日 ロイター] - 25日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は英首相官邸高官の話として、トラス首相が主要産業における深刻な人手不足に対処するため、ビザ(査証)制度の大幅な見直しを打ち出すと報じた。
ビザ発給の優遇対象となる職業を示す「人材不足職業リスト」に変更を加え、ブロードバンド関係のエンジニアなど特定の職種について、外国人労働者の採用拡大を認める方針。一部職種については外国人の受け入れを広げるため、英会話能力の基準を緩和する可能性もある。
FTによると、政府は農業に従事する外国人季節労働者の人数上限も撤廃する方針だ。
クワーテング財務相は25日のBBC番組で、人材不足職業リストの対象を増やすかと問われ、内相が数週間中に最新情報を公表すると答えた。
ロイターは首相官邸にコメントを要請したが、今のところ回答はない。