[ワシントン 27日 ロイター] - 米国防総省のパトリック・ライダー報道官は27日の会見で、ロシアの核兵器使用に関するウクライナと北大西洋条約機構(NATO)への脅威があるものの、米国の核戦力に関する姿勢に変化はないと述べた。
「われわれは、明らかにこれらの脅威を真剣に受け止めている。しかし、現段階では、われわれ自身の核態勢の調整につながるようなものは何も確認していない」と説明した。
ロシアの核戦力に関して新たな動きがあったかとの質問に対しては、米国には「現段階でわれわれの姿勢を調整する理由はない」と述べ、それ以上の詳細は述べなかった。
ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は27日、限界を超えた場合、ロシアには核兵器で自衛する権利があると発言、これは「こけおどしでは全くない」と述べた。