[北京 20日 ロイター] - ジョンソン元英首相が16日に開かれたブルームバーグ通信主催の経済フォーラムで中国は独裁的と批判し、同社創業者のマイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長が17日にこの発言について謝罪する一幕があった。
17日のフォーラムでは中国の王岐山国家副主席が講演者として登壇。ブルームバーグ氏は「昨夜の講演者の発言のうち、特定の国とその正当に選ばれた指導者に言及した部分によって、侮辱されたり気分を害した人がいたかもしれない」と述べた。ブルームバーグ氏の発言内容はツイッターに投稿された。
その上でジョンソン氏の発言に言及し「これは同氏のみの考えであり、事前に誰かに承認されたわけでも、私個人と共有したわけでもない。発言に動揺し、心配された方々にはおわび申し上げる」と述べた。
9月に英首相を辞任したジョンソン氏は講演で中国とロシアについて「2つの旧共産圏独裁国で権力が再び1人の支配者に集まっている」と述べ、激しい批判を展開していた。