[国連 7日 ロイター] - ロシアがウクライナへの攻撃にイラン製無人機(ドローン)を使用したとされる問題で、西側が国連にウクライナでの調査を求める圧力を強めていることが分かった。
ロシアは国連に調査団を派遣する権限はないとしているほか、ウクライナでのイラン製無人機使用を否定している。
一方、米英仏独とウクライナはイランによるロシアへの無人機供与について、イラン核合意に関する2015年の国連安全保障理事会決議に違反すると主張している。
グテレス国連事務総長は決議の実施状況について安保理に年2回報告しており、ロイターが確認した6日付の報告書では、無人機を巡る疑惑について入手可能な情報を検証中と説明。結果は適宜、安保理に報告するとしている。
ロイターが確認した書簡によると、英仏独は今週、ウクライナに国連調査団を派遣する計画の最新状況についてグテレス氏に説明を求めた。
国連のドゥジャリク報道官は、調査団派遣が計画されているかとの問いに回答を控えた。